編集・ライター希望者必見!~ポートフォリオになるブログ運営のススメ~

将来編集者になりたい! ライターになりたい!

僕自身もそんなことを考えていた建築学生のひとりでした。

コンテンツの企画・制作者として、職能としての興味とともに、建築という専門知識を生かしたい。

学生時代、そんな漠然とした希望と果たしてそんなことが可能なのかという不安とを抱えていました。

現在編集・ライターの両方を仕事するに至った経験から、いま自分が学生だとしたらどのようなことができるか、考えてみます。

建築だけでなく、専門性を生かして活躍したい人に役立つ内容だと思いますよ。

 

初期投資0で始めるきっかけづくり

編集者あるいはライターとして食べていくためには、

①会社員として編集・ライターを職種にする

②フリーで編集・ライティングの仕事を請ける

③自らメディアを立ち上げ収益を上げていく

といった選択肢があります。

 

多くの人は、どのようにしたら①の方法を採れるかをまず考えると思います。僕自身もそうでした。

しかし大学で設計を学び設計の仕事に就く人と比べ、編集・ライティングの仕事はあまりにかけ離れているように見えます。

また専門領域に特化したメディアとなると全体の会社の数も少なく、かつ毎年求人を出しているとも限らないため、少数の求人に多くの人が応募する状況になります。

もともとアルバイトで働いていた人がそのまま登用されるケースも多いため、特に地方にいる学生にとってはチャンスが限られてしまうように感じられるでしょう。

 

一方で②③の方法を採っていきなり学生から独立、というのも現実的ではありません。

未経験の人が請けられる仕事といったら、クラウドソーシングや知り合いの伝手で孫請のようなお小遣い程度の金額にしかならないものに限られてしまうでしょう。

③を最初からできてしまう人はこの記事を読む必要はないでしょうが、それでもどこかのタイミングで企業に所属してみると、大きな組織の意思決定のメカニズムや企業人としての仕事のお作法など色々勉強できるので検討してみてください。

 

さて、①の方法を実現するために学生時代からなにができるか。

答えは非常に簡単で、自らコンテンツを作ってみようということです。

 

編集者にしろライターにしろ、求められるのは自分が面白いと思うものをなにかしらのかたちにして人に届けること。

役割の違いこそあれ、最終的なゴールは同じですし、ある人が編集したものを見てライターとしてのスキルを計ることも、またその逆もある程度は可能です。

選考過程で見られる一般的な能力はどのような業界・職種を目指すにしても共通しているとすると、編集者あるいはライターとしての可能性を見せることができれば良いわけです。

 

その手段として、初期投資0で始められるブログをポートフォリオとして活用してみてはどうでしょうか、というご提案です。

ブログを書くにしても、どのようなコンテンツを書いたら面接で他の人と差別化できるか、その視点をもつだけで大きく取り組み方が変わってくるはずです。

明確に「あの企業に行きたい」という会社があるのであればその会社の文化に合うようなものを考えるも良し、職種にこだわりたいのであれば、さまざまなコンテンツを用意しておいて、場面によってどの記事を見せるかを使い分けるのも良いでしょう。

 

学生の特権として自大学の先生にアプローチしやすいという利点があります。

ある先生の専門領域についてインタビューして記事にする、あるいは自身の研究過程でコンテンツ化できそうなものがないか探してみる。

読み物として面白い記事が書けるのであれば筆力のアピールにもなりますし、複数の協力者を介在したコンテンツを世に出せるのであれば、それは立派な編集の仕事です。

そうやってブログ運営であっても、ひとつひとつの記事に目的をもって取り組んでいくと、その試行錯誤の積み重ねは強力な武器になるでしょう。

 

仮に、いずれはメディアに携わる仕事がしたいけれど、タイミング良く求人がなかった、という人でも、まずは建築業界に就職し、趣味としてブログを育てていくという方法もあります。

中途採用であれば、まったくの未経験者より、個人ブログであっても実績があるかないかでは大きく採用担当者の見る目も変わってくるはずですからね。

 

個人でのウェブ発信について、僕自身の取り組みをまとめた記事もぜひ参考にしてみてください⇩

www.ronro.work